GACKTが信奉する「再生医療」の怪しい運営元 役員は「大規模窃盗団」の主犯格だった

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「王族から話が」

 目下65連勝中の正月番組「芸能人格付けチェック」(テレ朝系)で勝ち数が積み増されるのならばご同慶の至り。とはいえ復帰が“吉”とは限らない。何しろ、

「2017年には仮想通貨スピンドルの広告塔として投資をあおっておきながら、翌年の上場直後には暴落。本人は売り抜けて億単位の金を手にしたといわれています。16年に事件化した113億円を集めた投資詐欺では自身も数億円の被害に遭い、また12年夏、自宅に東京国税局の査察(マルサ)が入っています。治療に専念しているはずの昨年秋には人妻との不倫まで報じられているのだから、まさにトラブルのデパートです」(同)

 さらに今回の「治療」にもきな臭さが漂う。福岡県内の医療関係者が明かす。

「九州再生医療センターは2021年春、医療コンサルティング会社によって設立、現在も運営されています。が、実はこの運営元である会社の役員に、かつて刑事事件を起こした男性が就いているのです」

「盗品ショップ」を開く計画

 この男性は07年、大規模窃盗団の主犯格として福岡県警に逮捕されており、当時の報道によれば被害は210件、総額で1億8800万円にのぼったという。

「窃盗の実行役や盗品の販売役などグループ15人が一網打尽となりました。彼らは1年間にわたって県内の住宅から高級外車や貴金属、腕時計などを盗み続け、『盗品ショップ』を開く計画まで立てていたのです」

 男性はその後、17年の会社設立に携わり、現在に至っている。当人に事件について聞くと、

「それに答えなければいけませんか。答えたところでどうなるのでしょうか」

 そう言を左右にしつつ、GACKTについては、

「私自身が知り合いだったわけではありません。(昨年10月開幕の)ドバイ万博に会社でブースを出展した際、来場した王族の身内にGACKTさんと親しい方がいました。ご本人から病気で悩んでいると聞かされていたその方が“幹細胞治療は効くのか”と打診してきたのがきっかけです」

週刊新潮 2022年9月8日号掲載

ワイド特集「危険地帯」より

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