山際大臣の事務所に「最近も信者が出入り」 自宅でのバーベキューに近隣住民は「宗教じゃないかと気味が悪い」

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“一発屋大臣になりたくない”

 そのかいあってか、昨年の岸田政権発足時に経済再生担当大臣として念願の初入閣を果たす。当初、今回の内閣改造にあたっては所属する麻生派の麻生太郎副総裁が派内の待機組を処遇するため“山際を外せ”と岸田文雄総理に進言し、交代することが既定路線だった。

「ところが、神奈川の親分格である甘利明さんが岸田さんに直談判し、異例の再任となりました。山際さんも“一発屋大臣になりたくない”と漏らしていた。自身と統一教会について、改造前には明らかにせず、いわば“シラを切って”閣内に残ったのです」(同)

ズブズブの関係

 再任後には早速、教団との関係が指摘される。13年に山際大臣の資金管理団体が統一教会の友好団体に会費を支出したことや、18年に関連団体のイベントに出席したことを自身が報道陣に認めた後も、10年、韓国で行われた天宙平和連合(UPF)主催の「国際指導者会議」に、16年にはネパールでの同会議への出席などが立て続けに報じられている。

 統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏が言う。

「16年のネパールはUPFが各大陸で大規模な大会を開くにあたり、キックオフとなる大会でした。これに日本代表として招待されたのが山際大臣と山本朋広衆院議員で、二人とも統一教会とはズブズブの関係といわれています」

 教団による選挙支援について山際大臣は、

「当該団体に対して、選挙支援の依頼等々をしたことはありません」

 と否定しているのだが、永田町や地元では、

「山際事務所の選挙スタッフや秘書に統一教会の信者がいるといわれています」(鈴木氏)

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