突如現れた女子ゴルフ界の彗星・馬場咲希 天才高校生は今後アメリカに羽ばたく?

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 日本人として37年ぶりに全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した馬場咲希(17)。彗星のごとく登場して優勝をかっさらった彼女だが、いかなる人物なのか。

 先に行われた女子アマチュアゴルフの最高峰「全米女子アマ選手権」で、服部道子以来37年ぶりとなる日本人2人目の優勝を果たした、シンデレラガールである。

「6月の全米女子オープンにも出場していましたが、彗星のごとく現れたので、正直なところ、我々も十分に取材できていません」

 とゴルフ記者が頭を掻く。

 日本ウェルネス高校の2年生。卒業生には東京五輪女子ゴルフ銀メダリストの稲見萌寧(23)がいる。

「スイングはコンパクトながら、175センチの長身から繰り出すショットは、平均飛距離270ヤードに及びます」

 マッチプレー方式で行われた今大会。モネ・チャン(21)=カナダ=との決勝戦のスコアは11&9。9ホール残して11打差だから、圧勝と言ってもよい。

いきなり米ツアーに?

“アマ世界一”の称号と同時に全米女子オープンや全英女子オープン、オーガスタ女子アマなどの出場権も得た馬場は、これら海外での参戦について問われると、

〈(米)ツアー出たいです。というか、いま、(日本に)帰りたくないです〉

 と笑った。日本で観たくもあり、海外に羽ばたいてもらいたくもあり、ファンも悩ましいところだが、記者が語る今後の見通しは、

「年齢制限のため、日本のプロテストを受けるのは早くても来年。それまではアマとして国内外の試合に出場することになる。日本のプロ資格を得ても、それを保険にして、いきなり米ツアーに挑戦するかも。彼女なら十分戦えます」

週刊新潮 2022年9月1日号掲載

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