「スープの中を大型ネズミが泳いでいた」 歌舞伎町ラーメン店、元スタッフらが明かす“惨状”

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 歌舞伎町にある有名ホストが経営するラーメン店で、元スタッフらから「スープの中をネズミが泳いでいた」「厨房がゴキブリだらけだった」との証言が。さらに、労働環境にも問題があり、元店員から民事訴訟を起こされようとしているという。

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 飲むと食べたくなる「〆のラーメン」。実は、アルコールの分解には糖分が必要で、糖分の供給源になる炭水化物を欲する、という科学的理由があるそうだ。

 だから欲求を抑えにくい、という人には、低カロリーのラーメンはうれしいだろう。事実、麺に春雨を使ってカロリーは3分の1、というラーメン店が東京にある。今回はその本家ではなく、のれん分けした歌舞伎町と渋谷の店の話である。

スープの中に、ネズミ、ゴキブリが…

 歌舞伎町の有名ホスト、美堂瞬氏(37)経営の2店が提供するそのラーメン。どんな環境で作られているのだろうか。最近まで働いていた元店員が語る。

「2019年ごろ歌舞伎町店の衛生環境は相当ひどく、厨房の中をネズミが走っている状態でした。ゴキブリも大きいのがたくさん出て。驚いたのは、夏に出勤したらスープの中を40~50センチはあるような大きなネズミが、円を描くように優雅に泳いでいたんです。もちろんスープは作り直しました。その後も別の店員が出勤して、ネズミが泳いでいたことがあったそうです。それから半年くらいして駆除の業者を入れたようですが」

 渋谷店で働いていた別の元店員も語る。

「オープン当初からゴキブリがすごくて、スープの中にポトッと落ちてきて、作り直すことも多かったです。私がいないときもテーブルの上をゴキブリが走ったり、スープに入っていたりして、クレームを受けたとか。だから美堂さんに害虫駆除の業者を入れるように言ったのですが、ずっと流されて。結局、私が探して去年4月に業者が入りましたが」

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