地元・岡山で10代から77%の支持 「小野田紀美」参院議員はなぜ若年層から圧倒的に人気があるのか

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NHK批判

《私、昨日、本当に憤っているのが、日本国内感染者が1000人を超えたという報道があるんです。これ、事実と違いまして、クルーズ船の感染者を含むというような報道の仕方を日本のマスコミがしているんです、NHKを筆頭にですよ》

《それも、でもWHOですらクルーズ船の感染者と日本国内の感染者の数値は分けてカウントしています。これが当たり前なんです。中国もアメリカも日本に対してそういうカウントの仕方をしてくれているのに、なぜ日本のマスコミだけ事実と違うような報道をして国民の不安をあおるようなことをするのかと、私、これ憤っております》

 小野田議員は総務省に《事実と違う報道に対して指導をきちんとしていただけませんか》と質問する。

 総務省の担当者は《正確な報道が放送されるということは、御指摘のとおり重要なこと》としながらも、表現の自由を確保する観点から、《自主自律を基本的な枠組みとする規律を設けて》いると回答した。要するに政府がマスコミを指導するわけにはいかないということだろう。

受信料徴収への憤り

 小野田議員は総務省の答弁に理解を示しながらも、再度、自説を述べる。ちなみに上記の動画では大半がカットされている。

《NHKは、この1000人を含んでいるというものを何と海外に英語でも出している。この事実と違うことをしっかりと海外に広められてしまうと、日本国内の不安をあおるだけでなく日本への風評被害にもなってしまうので、やはりここはある程度、デマを流した人に罰則がある台湾みたいなのもありますし、いろいろちょっと考えていただきたいなと要望をいたします》

 小野田議員はNHKに批判的な質問が多い。これが逐一、YouTubeに動画がアップされ、いずれも視聴回数が伸びるという現象が確認できる。

「【国会】痛烈!NHK批判『日本の印象を悪くするようなことばかりしている』 小野田紀美議員」の動画は、再生回数が116万回を超えている。これは2021年12月17日の参議院予算委員会での発言だ。

 まず小野田議員は《NHKが受信料の徴収に関して、ちょっと私いろいろ憤りがあるんです》と切り出す。

《今若者を中心にテレビを見なくなっています。私も20年テレビ持っていません。今、10代、20代なんて半数以下です、テレビを持っているのは。そんな状態の中で、これから受信料をキープできないんじゃないかと、だったらネットから取っちゃえばいいじゃんみたいな風潮がちょっとあるというように耳に聞こえてきておりまして、NHKがネットから受信料を取ろうとするって、これ私はけしからぬと思いますけど、総務省、どうでしょうか》

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