「何が問題かわからない」で炎上の福田達夫議員 焦って出した釈明文書の評判が悪い理由

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釈明文書も不評

 こうなると、「祖父が統一教会と密接な関係にあったから、孫としてはとぼける必要があったのだろう」と勘ぐる向きも出てくる。

 試しにTwitterで検索してみると、「福田家と統一教会」という観点から様々な憶測が乱れ飛んでいるのがよく分かる。

 会見での発言が29日の夕方から報道されると、ネット上では一気に炎上、すぐに野党も批判した。この状況に福田氏は慌てたようだ。

 その日の夜に釈明文書を発表。対応だけは早かったとはいえ、文字通りの“拙速”となった。釈明文書も有権者からヒンシュクを買ったのだが、まずは全文をご紹介しよう。

《本日(7月29日)の総務会長記者会見における発言につき、御説明申し上げます。》

《これまでにも被害者を生み出すような、社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは、言うまでもありません。それゆえに、自分としては、そのような団体との付き合いはしておりません。》

《党としての組織的関係は無いということについては、幹事長が申し上げている通りですし、個々の議員についても、そのような団体との関係について厳正かつ慎重であるべきと考えています。》

釈明すら意味不明

《わが党が、組織的に、党外の団体から強い影響を受け、それで政治が動くのであれば問題ですが、私の理解では、そのようなことは一切ありません。ただ、党としての問題ではなく、個人として、なにか抜き差しならない関係になっていて、その結果、その方の政治活動に非常に大きい影響を与えているのであれば、それは問題と思います。》

《一部から御質問をいただいているような、そのような団体との付き合いについて「何が問題かわからない」という趣旨の発言ではございません。》

 Twitterでは《釈明すら意味不明》、《国語のテストで「議員は何が言いたいのかその気持ちを推察して書きなさい」って出たら解ける人いる?》──と、更に批判が殺到した。

「ご自身と統一教会が無関係ということだけは書かれていますが、炎上の理由は違います。『何が問題か分からない』と発言した理由を説明しなければならないのに、全く言及していません。おまけに『影響を受けている議員がいれば問題』と、まるで他人事のような書きっぷりです。有権者が望んでいるのは、そういう自民党議員がいるのかいないのか、調査してほしいということでしょう」(同・記者)

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