NHKは統一教会の被害者や政治との関係をなぜ報道しないのか 民放とは雲泥の差

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受信料拒否運動

「NHKには、取材対象者に対するガイドラインがあって、その中に、宗教団体を取材する際、どのように行うか細かく書かれています」

 と解説するのは、放送ジャーナリストの小田桐誠氏。

「ガイドラインには過去の事例も明記されており、前例を踏襲して取材に当たることになっています。NHKは、宗教団体を取材する時は、民放よりもかなり慎重に行います。実態を暴露するような報道はしません。それによって、抗議されるのを嫌うからです」

 統一教会の問題に詳しいジャーナリストの有田芳生氏は、ワイドショーに連日のように出演しているが、7月21日の読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で統一教会と国会議員の関係を暴露した。すると、読売テレビに抗議の電話が殺到したという。NHKにすれば、有田氏の出演はあり得ないということになるのか。

「統一教会は最初、1980年代に問題となり、メディアも大きく報じました。しかし当時からNHKの報道は消極的でした。オウム真理教の時も当初、報道は控え目でした。その他問題ある宗教にも、深い取材はしていません。NHKは、信者数の多い宗教団体に対して、どうしても及び腰になってしまうところがあります。組織的に受信料拒否運動が起こされるのを恐れているからです」

 どうやら、信仰の自由を侵したくないというのとはワケが違うようである。

「統一教会は、オウム真理教よりもカルト色の強い宗教団体と言えます。だから、下手に取材すると、どんな報復がくるかわからない。民放のように、突撃取材などやりません。非常に警戒しているわけですよ。危険を冒すような取材はあえてしないのです」

 NHKに期待する方が無理ということらしい。

デイリー新潮編集部

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