中国戦は屈辱の引き分け 橋本拳人をなぜアンカーで起用しなかったのか

スポーツ

  • ブックマーク

Advertisement

既に代表は決定!?

 しかし中国戦では、例えば橋本をアンカーに(野津田と途中交代でもいい)、右インサイドハーフに森島、左に脇坂を起用、前線の3人は右から宮市、細谷、相馬の4-3-3を採用しもよかったのではないか。なぜなら、カタールの本大会を見据えて選手の最終選考をするなら、システムも統一するべきだと思うからだ。

 そのほうがスタメンで出場する可能性の高い選手との比較も容易になる。にもかかわらず違うシステムを採用しているのは、招集した選手に適しているからなのか、それともカタール行きの26人はほぼ決まっているということなのだろうか……。

六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。