安倍元総理の親友が明かす最後の会話 「別れ際、大変だろうからユンケルを手渡した」

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小泉元首相からかけられた言葉

 その後、私は富ヶ谷に留まり、弔問客の出迎えのお手伝いなどをしていました。

 亡くなった翌日には、小泉元首相もいらっしゃいました。弔問を終え、ガレージまでお見送りをすると、車に乗り際(ぎわ)「荒井君、再登板もあったよね」と天を仰ぐようにして言っていました。

 実は私自身は、まだ安倍さんのお顔を見ていないんです。見られない、そして見たくないというのが本当のところ。だから正直、死の実感もありません。

 でも、いつまでもそうはいられないから、お別れの前には枕元に行って、お供えをしようと思っています。やっぱりユンケルを。

 水盃を交わした時は帰ってきてくれたのに……。

 それにしても、突然すぎるな、安倍さん。

週刊新潮 2022年7月21日号掲載

特集「元総理射殺犯『呪われた一家』の全履歴 自殺の連鎖が生んだ『安倍=統一教会』歪んだ憎悪」より

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