二人以上世帯の「平均貯蓄1436万円、中央値650万円」を正しく理解できますか
「平均値」と「中央値」のレッスン
昔から「数学は理解することが大切」と言われ続けてきた。理解するからこそ、応用することができたり、新しい発想を生んだりすることができるのである。簡単な例を2つ挙げよう。
最初は平均値と中央値である。次の11個のデータによって、平均値と中央値について説明しよう。
1、2、2、3、3、3、5、8、9、9、10
平均値=上記の数の和÷11=55÷11=5
となることはよく知られている。中央値とは、小さい順に並べたそれらの数の中央にある数のことである。...