高専生自殺未遂で同級生の父に「2億円賠償命令」の理由 学校ぐるみで”凄絶いやがらせ”が

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 青森地裁が先月10日、ある高専生の自殺未遂に関する民事裁判で、学校側と同級生の保護者に対して約2億円の支払いを命じた。異例ともいえる金額となった損害賠償判決の背景には一体、なにがあったのか。

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 話は5年前に遡る。八戸高専の男子学生・石原駿君(22)=仮名、当時・3年生=が2017年6月28日午後5時半頃、八戸市内にある高さ30メートルの橋から飛び降り自殺を図った。結果、一命を取り留めたものの、石原君は下半身まひなど重度の障害を負ってしまう。...

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