「相棒」Season21 初代「寺脇康文」復帰で浮上する“超難題”

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亀山の再採用はあるか

「初期からの『相棒』ファンにはたまらないでしょうね。ただ、亀山は警視庁を退職したはずです。警視庁の特命係にどうやって戻るんでしょうね」

 確かに亀山は「season7」の第9話(08年12月17日放送)で、親友の遺志を継いで南アジアで奉仕活動をするために退職している。休職していたわけではない。あれから14年、また警察学校からやり直すのだろうか。社会部記者に聞いた。

「実は警察は、団塊の世代の大量退職と、新卒採用が民間企業に押されたため、人材確保が厳しくなっているんです。そのため、07年の群馬県警を皮切りに、中途退職警官の再採用が各県警で始まりました。警視庁も16年度から再採用制度を取り入れています。もっとも、教養考査や実務論文、適性検査もあり、今年度(令和4年度)は採用予定人数が5名程度という狭き門です」

 直感は鋭いものの頭を使うことが苦手な亀山には、ハードルが高いかもしれない。

「受験資格も問題です。身体要件は問題ないでしょう。年齢要件には《昭和38年4月2日以降に生まれた人》とあります」

 亀山は1966(昭和41)年7月23日生まれ(一説には70年生まれとも)。いずれにしても、年齢は問題ない。

「他の条件は、警視庁における勤務経歴が《5年以上》で《退職して10年以内》である人です」

 亀山は5年以上勤務しているが、退職してすでに14年である。前出の民放プロデューサーは言う。

「何の説明もなしに『右京さん! 14年ぶりに帰ってきましたぁ』なんて亀山が言ったら変ですね。復帰するに当たっては、それなりの理由も考えなければならないでしょう。要注目です」

「season21」は初回から難題含みだ。

デイリー新潮編集部

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