元KAT-TUN「田中聖」、執行猶予判決の10日後に逮捕 芸能人が薬物を断ち切れない深い理由

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「有罪なら実刑を免れるのは難しい」

 6月29日、KAT-TUNの元メンバー・田中聖容疑者(36)が覚醒剤所持の疑いで千葉県警柏署に現行犯逮捕された――。と、聞いたところで、「またか」以外の言葉が思い浮かばない方も少なくないだろう。

 田中容疑者を巡っては薬物に関するスキャンダルが絶えなかった。2017年5月、大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕され、その後、不起訴処分に。今年2月24日には覚醒剤取締法違反容疑で愛知県警に逮捕されている。

 名古屋地裁は6月20日、彼に対して懲役1年8ヵ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。つまり、千葉県警から逮捕されたのは、この判決からわずか10日後ということになる。もはや呆れるほかない“スピード再犯”について、捜査関係者はこう語る。

「“判決から10日後”というタイミングは早すぎますよね。執行猶予中に逮捕されたわけで、反省の色がないことは明らか。今回も有罪となれば、情状面で汲むべき事情がないと判断され、“ダブル執行(再犯で改めて執行猶予がつくこと)”となる可能性は低い。事件の詳細はまだ分かっていませんが、さすがに実刑を免れるのは難しいと思われます」

売人にすれば「太客」

 人気商売の芸能人である以上、イメージを大きく悪化させる薬物逮捕など本来は論外である。それなのに、なぜ何度も薬物に手を出してしまうのか。

「浮き沈みの激しい芸能界はストレスも大きいため、一度、薬物を覚えると落ち込んだ時にどうしても頭を過ってしまう。また、芸能関係者や音楽関係者、若手経営者など、派手に遊び歩く人脈との親交を絶ち切らないと、薬物と接する機会はなかなか減りません。さらに、薬物を通じて芸能人に近づこうと考える人たちも存在する。つまり、芸能人は常に薬物の誘惑に囲まれているのです」

 一方で、芸能人に薬物を売り渡す際、売人側にもメリットとデメリットがあるのだという。当然と言えば当然だが、世間に顔が知られているため、

「芸能人がSNSを通じてその都度、薬物を購入することは考えづらい。見ず知らずの売人のもとにノコノコと出かけて、薬物を受け取るのはあまりにもリスキーです。仮に、そこで身バレすれば、いつ情報が洩れるか分かりません。そのため、特定の売人から継続的に薬物を購入することになるわけです。売人側としては、薬物にハマった芸能人はとりっぱぐれのない“太客”と言えます」

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