所ジョージ YouTubeチャンネル閉鎖で語り継がれる“信念の人”伝説

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所にとってのネット

「車好きの所さんは、自分で運転してスタジオに来るのですが、都心の麹町と比べて汐留は遠いし、道は混むし、駐車場も余裕がないから嫌だと。そして愛煙家でもある彼は、喫煙のルールが厳しい新社屋ではくつろいで一服もできないと言うのです」(同・関係者)

 わがままもあるわけだ。よくスタッフがついてくるものだ。

「気配りが素晴らしいからですよ。それは視聴者にも伝わっているのだと思います」(同・関係者)

 そうした姿勢が、今回のYouTubeチャンネル閉鎖に繋がるわけか。

「それと所さんは、動画配信は行ってはいても、特にネットによる双方向を求めていないのだと思います。あくまで自分が面白いと思ったものを配信しているだけ。だから、そこに金銭が発生するのを好ましく思っていないのかもしれません」(同・関係者)

 彼はかつて、格闘技誌「KAMINOGE」の対談に登場したことがある。その中で、ネットについてこう語っていた。

所:(中略)友達関係だって「ネットでつながってる」とかさ。「誰もおめえなんか知り合いじゃねえよ!」みたいな(笑)。人と関わることを億劫がるわりには、友達がたくさんいると思いたがるんだよ。なんか話しづらいけど話しかけてみた結果、友達になるとかじゃなくて、ネットでリスクを背負わないで、フォローだか何だかして。「わ~、友達になれた」とか、そんなの友達だと思ってるんだよ。そんなのは友達でも知り合いでもないからね。知り合いっていうのは、ちゃんと履歴とか、長年の付き合いとかっていうのがあるのが知り合いだから。ネットの世界でつながってるなんていうのは、あくまでバーチャルなものでウソだから。つながっちゃいねえよ。(「KAMINOGE」vol.64[17年4月5日発行])

デイリー新潮編集部

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