意外に不人気「生稲晃子」「蓮舫」、戦況を左右する「小池百合子」 参院選「東京選挙区」火花散る女たちの戦い

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主役は小池都知事

 打って変わって今後、得票を大きく伸ばすと見られているのが、「ファーストの会」の荒木千陽氏(40)である。同会は小池百合子都知事が特別顧問を務める「都民ファーストの会」を母体とし、荒木氏自身、小池氏の秘書を6年務め、一時同居もしていた“小池ファミリーの長女”だ。

「荒木氏の支持率は現在、当落ラインを下回るとも伝えられますが、小池氏が荒木氏支援の前面に出てくれば形勢は一気に変わります。小池氏との二連ポスターやのぼりを使って“二人三脚”をアピールしている荒木氏が負ければ、イコール“小池氏の敗北”と受け取られかねない。選挙戦が始まれば、小池氏が荒木氏の応援演説に立つ公算は高いと見られ、荒木氏の当落はひとえに小池氏の出方に懸かっています」(前出・デスク)

 小池氏が20年の都知事選で獲得した票数は約366万票。かつての神通力はないと言われるが、前回(19年)参院選東京選挙区の総投票数(590万票)を考えれば、“小池効果”で「1議席は射程圏内」との指摘も頷ける。

 ちなみに荒木氏の追い上げで割を食って落選の憂き目に遭いそうなのが、れいわ新選組の山本太郎代表(47)という。

「同じ当落ライン上で競り合う二人ですが、作家の乙武氏が無所属で出馬表明したことで、れいわ支持層の票を取り合う結果になると見られています。情勢は荒木氏に有利に動いている」(同)

 最後に笑うのは誰か。闘いの火蓋は間もなく切られる。

デイリー新潮編集部

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