「木曜ミステリー」がなくなって「科捜研の女」はどうなる? “打ち切り”はナシの「テレ朝」事情

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

すでに実験済み

「木曜ミステリー枠を継ぐ新たな枠です。テレ朝がコア視聴者重視の方針を打ち出したことは、経営的に間違っていないと思います。しかし、テレ朝はかつて、この枠で実験をしたことがあったのです。23年半続いた木曜ミステリー枠ですが、実は1クールだけそれを名乗らなかったときがある。それが14年10月期に放送された『信長のシェフ』第2シリーズでした」

 Kis-My-Ft2の玉森裕太主演で、現代の料理人が戦国時代にタイムスリップするという時代劇だから、脱時代劇の木曜ミステリーには当てはまらない。

「最初のシリーズは夜11時台の金曜ナイトドラマ枠にもかかわらず、平均10・8%と高視聴率を上げました。そこで第2シリーズはゴールデン帯で放送し、若年層を呼び込もうとしたのです。ところが、木曜夜8時台では2桁を取ることもなく、平均視聴率は7・8%で終わりました。結局、テレ朝の木曜夜8時枠に、若者はチャンネルを合わせなかったわけです。果たして、10月からの新枠にどれだけコア層を呼び込めるか」

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。