敷地面積1800坪! 総工費はリンゴ数百万個分? 「元横綱・稀勢の里」が開いた部屋は規格外のスケール

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1800坪の広大な敷地

 6月5日、二所ノ関部屋の部屋開きが行われた。親方は、大相撲の元横綱・稀勢の里(35)。昨年8月に田子ノ浦部屋から独立し、荒磯部屋を創設した親方は、12月に歴史ある名跡、二所ノ関を襲名した。これまでは筑波大学の土俵を間借りしてきたが、晴れて一国一城の主となったのである。

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 茨城県阿見町は、親方の故郷・牛久市の隣町にあたる。その境界近くに位置する二所ノ関部屋だが、その外観から、スーパー銭湯の新規オープンと勘違いした地元住民もいたそうだ。

 だが、それも無理はない話だ。 都内の相撲部屋といえば、住宅街にひっそりと紛れているのが通例だが、二所ノ関部屋の敷地は実に1800坪。青緑色の屋根は両国国技館をイメージしたという。

土俵が二つ 浴槽も二つ

 二所ノ関親方が“人生を懸けて”作り上げたという相撲部屋には、外観以外にもこだわりがあった。

 それは、建物内に土俵が二つあるということ。

 昨年、週刊新潮の取材に、

「相撲部屋はすべて土俵ひとつ。(中略)もし土俵がもうひとつあれば、もっと効率的に稽古ができますよね」

 と語っていたが、その構想を見事に実現してみせたのである。

 規格外な点はほかにもある。なんでも浴槽が二つあり、合計10人は入れるのだとか。本当に銭湯のようである。

 さらには、敷地内には半面のバスケットコートも設置されている。

 親方曰く、

「真剣にやらせようかなと。膝と足首に非常にいいと思いますし」

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