被害総額は3千万円超? 明石家さんまの兄弟子を詐欺事件で逮捕

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 悪縁契り深し、なのか。かつて明石家さんま(66)の兄弟子として、同じ舞台に上がっていた人物がなんと詐欺で逮捕された。被害者が訴えるそのだましの「からくり」とは……。

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 その兄弟子、高橋平明容疑者(72)が愛知県警に逮捕されたのは5月19日。知人から架空のイベント準備金として200万円をだまし取った詐欺容疑だった。

 県警担当記者によれば、

「高橋容疑者は30年以上前に『五所の家小禄(ごじょのやころく)』の芸名で活動していました。1994年には別の詐欺容疑でも逮捕されています」

 70年代に笑福亭松之助に入門した高橋容疑者。その後、74年にさんまは同じ松之助に弟子入りし、笑福亭さんまとして活動を始めた(後に明石家さんまと改名)。さんまと漫才コンビを組んで野球選手や相撲の形態模写を舞台などで披露したこともあったという。当時を知る芸能関係者によれば、

「ただ、さんまさんはピンでやっていきたかったので、すぐにコンビは解消された。京都花月劇場があった頃は小禄さんが若手芸人に営業をあっせんしていましたが、87年に劇場がなくなると、吉本興業とのつながりも自然消滅しました」

「話し方や表情はさんまさんにそっくり」

 その高橋容疑者について、

「知り合ったのは22年ほど前のことです」

 と話すのは今回の被害者、愛知県で自営業を営む男性(50)である。

「イベント会社の社長から紹介され、高橋が司会のディナーショーで仲良くなったんです。話し方や表情はさんまさんにそっくりで、とても面白い人だった。イベントプロデューサーをしていて、5年間で数回、仕事のお手伝いをしていました」

 その後、しばらく音信不通となるも、再び連絡を取り合うようになるのが、2019年の9月だった。

「電話がきて、私が“心配していました”と言うと、“それはええから、金貸してくれへんか”とすぐにお金の話になったんです」

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