「慰安婦は売春婦の一種」発言で刑事訴追された韓国人教授の告白 「本質は悲惨な貧困」

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売春産業で働いている女性は、自分の意志か強制か

女子学生A 教授は先ほど慰安婦関連の話をされていましたが、最後まで話さなかったように思われるんです。それなら慰安婦として連れて行かれた女性の方は、自分から自発的に行ったと教授はおっしゃるのですか? 強制的な連行ではなかったって……。

筆者 今、売春産業があるじゃないですか、韓国に。よく分からないですよね? 幼い学生はよく知りませんが、江南(カンナム)に行くとすごく多いです。マッサージやら、何とかかんとかやら……。ルームサロンが多いですよ。今そこで女性たちが働いているじゃないですか。その女性たちは自分から行きましたか? 親が売ったんですか? どうやって行ったのでしょう?

女子学生A それなら、今いる売春婦と以前の慰安婦を同レベルと見ているということですか。

筆者 それと似ています。

女子学生A それなら今まで……。

筆者 その人たちは暮らしにくくて売春業に足を入れることになります。家が貧しくて、本人がお金を稼げなくて。だから売春(業者)からの誘惑が……「ここで働けば、少しだけ働いても給料がたくさんもらえる。来て働いて」という誘惑があり、売春を働くことになるじゃないですか。

女子学生A でも……。

筆者 今そうだということについては同意しますよね? 今もそうじゃないですか?

女子学生A 今はそうだけど……。

筆者 今はそうだが、過去は「そうではない」と話そうとしているようだけど、違うよ。昔もそうだった。

女子学生A それなら、教授のおっしゃることを私がちゃんと理解していたら、以前日本の植民地支配下で慰安婦として働いたすべての女性たちが、今のように自発的に自ら選んで(働いたということですか)……。

筆者 今(売春業で)働いている人たちは自発的ですか。「自意半、他意半(自分の意志が半分、他人の意志が半分)」ですね。今も「自意半、他意半」です。

女子学生A 私が知る限りでは……。

筆者 生活が苦しいだけで、自分で望んでいるからではないでしょう。

延世大学からの処分

 残りの二つ、すなわち「挺対協が、日本軍に強制動員されたと証言するように、元慰安婦らを教育した」「挺対協の役員たちは統合進歩党の幹部であり、挺対協は北朝鮮と連携しており、北朝鮮に追従している」という争点に関しては、日本の西岡力・麗澤大学客員教授が歴史認識問題研究会の論文集「歴史認識問題研究」第10号(春/夏号、2022年3月18日)に発表した「韓国における学問の自由の危機について」を参照してもらいたい。

 一方、筆者は2019年9月17日の講義での「気になるならば一度やってみますか?」という発言のため、延世大学当局から「停職1カ月」の懲戒処分も受けている。この発言が「言語性暴力」に当たるという理由だった。これが「売春をしてみろ」という言葉に聞こえたという生徒の一方的な主張に、学校当局が同調した結果だ。

 だが、この発言は売春を「研究してみろよ」という発言に過ぎず、セクハラとは何の関係もない。この問題に関しては、月刊「Hanada」(2020年8月号)の記事を参考にしてほしい。筆者は延世大学の懲戒処分が間違っていると、現在民事裁判で争っている。

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