【日本ダービー】53歳「武豊」が「ドウデュース」と目指す最年長ダービージョッキー

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 日本競馬界最大の祭典「日本ダービー」が今年もいよいよ迫ってきた(5月29日、東京競馬場芝2400メートル)。出走する有力各馬たちに負けず劣らず、久々に注目を集めている騎手がいる。そう、過去に5回ダービーを勝っているレジェンドジョッキー・武豊氏(53)だ。もし見事勝利を果たしたら、史上最年長の50代ダービージョッキーの誕生となるのだが――。

進む世代交代

 競馬にそこまで関心のない方は、ダービーについて「武豊が毎回活躍しているレース」というイメージを抱いているかもしれない。しかし、武騎手が最後にダービーを制したのは、9年前の2013年にまで遡る。

 競馬記者が言う。

「それ以降ももちろん、毎回、ダービーでの騎乗はありますが、正直、人気薄の馬ばかり。1着の可能性も大いに期待できる、いわゆる“勝ち負けになる”ような馬に乗ることはありませんでした。ダービーに限らず、武騎手がG1レースで断然の一番人気馬に乗ることは、だいぶ減ってきていますからね」

 というのも、

「やはり、年齢ですね。騎乗センスはもちろん天才的で、今も平場のレースではコンスタントに勝ち鞍を重ねていますが、重賞となると、そうはいかない。ダービー2連覇中の福永祐一騎手や、先日のNHKマイルカップを制した川田将雅騎手など、次世代のジョッキーたちが頭角を現してきていて、第一線で活躍する強い馬たちの多くは、彼らが主戦ジョッキーを務めている。いかにレジェンドといえども、武騎手にビッグレースで強い馬が回ってくることはほとんどなくなってしまいましたね」

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