佳子さまの過去の「メディア批判」発言が、前代未聞の書『秋篠宮』で蒸し返されて

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小室家をコントロールできなかった

 同書には圭さんの母・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルについて秋篠宮さまが「全て、小室家の話だ。秋篠宮家は、まったく関係ない」と語ったとされるシーンも登場する。このあたりの生々しいエピソードは同書の読みどころだろう。

「敢えてこのタイミングでこれを明かしたということは、“秋篠宮家が巻き込まれた”という点をしっかり訴えておきたかったのではないかと見る宮内庁の人もいました」

 と、別の担当記者。

「しかし、この部分について良い印象を抱いている職員は少なく、“小室家の問題であることをあげつらう必要があったのか疑問に思う”との意見が多かったですね。むしろ“そんな小室家をコントロールできなかった秋篠宮さまの責任を問う声が上がらないか心配だ”といった声もありました」(同)

 その一方で、今回の“発信”が直近の別の出来事を蒸し返すことにもつながっているという。眞子さんの妹、佳子さまの「メディア批判」である。

佳子さまの発言とどこか通じるものを

「佳子さまがICUを卒業される際の発言ですね。眞子さんの結婚について問われた佳子さまは『姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています』と文書で回答されました」(同)

 ご発言自体は突飛なことでも非常識なことでもない。

「しかし、当時は小室さんについてメディアの報道が白熱していた時期だっただけに、何となくそうしたネガディヴな報道を批判して、眞子さんと小室さんをかばおうとしているように受け止められた。そのため国民の一部から否定的な反応が強く上がりました。今回の『秋篠宮』もまたこれまでのメディアの報道へのカウンターとも言えるわけで、その意味で、佳子さまの発言とどこか通じるものを感じると言う職員もいましたね」(同)

 なかなかご自身の意図や狙いがうまく国民に伝わらないジレンマが行間から伝わってくるということのようだ。

デイリー新潮編集部

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