肝臓・胆道・膵臓の「難治がん」との賢い闘い方3 「生存率」をどのように読み解くのか?
「手術レベルは素晴らしい」で済ませてよいか?
2021年に公表された「がん診療連携拠点病院における院内がん登録生存率集計」について、どのように解釈すべきなのか。この他、日本人に多い大腸がんの場合、転移したステージⅣであっても、つきまとう「難治」のイメージとは裏腹に、治るチャンスはかなり残されている……などいったテーマについて、がん治療のエキスパートである東京目白クリニック院長の大場大氏、虎の門病院消化器外科医長の進藤潤一氏が語る。
大場:がんの生存率の数字については、冷静な解釈が必要だと思います。...