知床遊覧船、捜索費用の数十億円を国が負担か 元船長が新たな“不正”を証言
事故に責任を負うべきその社長は、会見の場で3度も土下座をしてみせた。合計21秒。なかなかの長さではあろう。が、冷たき北の海に投げ出された人々の、絶望の時間に比べれば……。叩頭も虚しく映る社長はよもや、当局のお縄にかかることさえないのか。
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オホーツクの海に沈んだ船「KAZU I(ワン)」の運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)がようやく記者会見に臨んだのは、事故発生から5日目の4月27日。
「自然現象なので、天気図が常に正確に当たるわけではない」「事故の原因はわからない」
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