子どもに「体育座り」はかわいそう?我慢は必要? “廃止”の中学校長が語る真意

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 膝を立て両足を抱えるようにして座る「体育座り」。子どもの頃に何度も経験してきた座り方ではないだろうか。このたび、山口県下関市の市立豊北中学校が体育座りを廃止し、代わりにパイプ椅子に座っての集会を実施していることが報道され、大きな話題となった。

“体育座り廃止”の動きが始まったのは、矢田部敏夫校長(56)が着任した2021年4月のことだった。

「私が豊北中に来てすぐの頃、体育館で人権講演会があったんです。講演は1時間に及び、全校生徒が体育館の床に体育座りをして話を聞いていました。...

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