日本馬が波乱を起こすか?「ケンタッキーダービー」出走馬の馬主が語った「十分チャンスはある」

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 米国競馬3歳クラシック初戦「ケンタッキーダービー」(G1、ダート2000メートル、米チャーチルダウンズ競馬場)の発走が、いよいよ目前に迫ってきた(日本時間5月8日午前7時57分発走)。今年は3年振りに日本馬が出走するため、J R Aも馬券を発売。米国最大のビッグレースに今、注目が集まっている。

賞金総額は300万ドル

 1875年の創設以来、戦時中やコロナ禍も含め、毎年途切れることなく行われてきたというこのレース。アメリカでは競馬ファンのみならず、国民的スポーツイベントとして認知され、“スポーツ界で最も偉大な2分間”の異名を持つほどだ。

 競馬記者が言う。

「レースというより、本当に祭典のような雰囲気です。観客も着飾って参加し、発走直前には、あのフライドチキンのCMでお馴染みの『My Old Kentucky Home』が流れ、関係者や観客の大合唱になります。海外競馬の最高峰といえば、日本では凱旋門賞の方が馴染み深いかもしれませんが、ケンタッキーダービーは、世界中のホースマンが憧れるレースと言っても過言ではないのです」

 さらには、

「賞金もすごい。賞金総額300万ドル(日本円で約3億9000万円)は、アメリカの他のクラシックレースの2倍です。優勝賞金は186万ドル(約2億4000万円)このレースに出るために、各陣営、鎬を削ってくるから、当然、ハイレベルのレースになりますよね」

 過去の優勝馬に目を向けると、

「20世紀を代表する種牡馬と言えるノーザンダンサーもこのレースを勝っていますし(1964年)、日本の競馬界を一変させたディープインパクトをはじめ、数々の名馬を輩出したあのサンデーサイレンスもこのレースの勝ち馬(1989年)。今年の勝ち馬も、先々、競馬界を一変させるスターホースになる可能性を秘めています」

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