東証で前代未聞の「役員就任」ダメ出しを受けた南野陽子の夫 「彼女は“仕方ないね”と」

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

「夫婦関係はうまくいっています」

 役員就任が頓挫したことについて、南野はどう考えているのかと尋ねると、

「彼女に取り消しになったことを伝えても“仕方ないね”って、特段、悲しむ感じはなかったですよ。結婚して12年目になりますけど、夫婦関係はうまくいっています。たしか昨年末か年明け頃、僕はテラの社長と知人を介して知り合ったんですが、あの会社は和歌山医大でがん治療薬の治験をしていましてね。僕も和歌山出身という縁でテラの医療経営に携わることになったんです。10年ほど前に母親が卵巣がんを患ったものの免疫治療で生還したことがきっかけで、世の中の役に立ちたいと思っていましたのでね。また機会があれば、オファーを受けようと思います」

 そう淡々と語るのだが、東証にとっては前代未聞の出来事だという。

 企業ガバナンスに詳しい青山学院大学名誉教授の八田進二氏によれば、

「今回のように、東証が自主規制法人に依頼して上場企業を調査するのは異例中の異例ではないか。たしかに書類の提出期限が急な点は否めませんが、東証サイドも市場の信頼を失墜させないためには不可欠だったのでしょう。4月に東証はこれまでの1部や2部といった市場区分をプライムやスタンダードなどに変更したばかりで、新市場にテラを残した矢先に再び不祥事が起きては、他社や投資家に示しがつかないと考えた結果だと思います」

週刊新潮 2022年4月28日号掲載

ワイド特集「『オレ流』『ワタシ流』」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

あなたの情報がスクープに!

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。