行方不明女児との関連は? 山梨・道志村山中で発見された「子供の骨」をめぐる“3つの謎”

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誰の骨なのか?

 骨が見つかったのは、美咲さんが最後に目撃された場所からは反対の方角に位置する。キャンプ場で友人を追いかけてひとりで近くの沢に向かっていく姿が確認された後、美咲さんの行方は杳として分かっていない。

「発見現場の周辺はアップダウンの激しいところで、ゴツゴツした岩も剝き出しになっているなど、大人でも足元を見ながら歩かないと危険な場所です。また木々が林立し、同じよう風景が続くばかりのロケーションなので、もしも子供が迷い込んだら戻ってくるのは難しいでしょう」(同)

 残された最大の謎は“誰の骨なのか?”という点だ。

 すでに発見された骨は山梨県警によってDNA鑑定が実施されている。

「髪や血液などと違って、DNA採取が難しい骨での鑑定のため、結果が判明するのに1週間以上かかる可能性があります。ただ時間は要しても、美咲さんのヘソの緒や乳歯が警察に提供されているので、美咲さんの骨か否かの判別は可能と思われます」(同)

 仮に美咲さんのものでなければ、別の事件の可能性が示唆されるため、山梨県警にとっては新たな試練に直面することを意味する。

「母親のとも子さんが県警に対して“骨の発見現場をこの目で確認したい”と申し出たのですが、誰の骨か分からない現状下ではとも子さんであっても“第三者”となるため、現場に足を踏み入れることは県警によって許可されませんでした」(前出・記者)

 事態の推移を多くの関係者が固唾を飲んで見守っている。

デイリー新潮編集部

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