海老蔵はなぜ嫌われる? 松竹から離反、実母とも実家売却を巡り対立か

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 古来、派手な着物や常軌を逸した行動に走る人物は「傾奇者(かぶきもの)」と呼ばれた。それが転じて歌舞伎役者の代名詞となったのは、息苦しい封建社会で役者たちの有り様が、世間から拍手喝采を浴びたからである。翻って令和の世を生きる稀代の「歌舞伎者」はといえば……。

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「本来ならとっくに襲名していたのに。でも今年、團十郎が誕生しそうだ」

 そう話したのは、歌舞伎俳優の尾上菊五郎(79)。4月8日に歌舞伎座(東京・銀座)で開かれた会見が、さざ波を起こしている。発言は5月からの「團菊祭五月大歌舞伎」を受けてのもので、菊五郎が口にした「團十郎が誕生」とは、共演者の市川海老蔵(44)のことを指す。歌舞伎の大看板である十三代目市川團十郎白猿の襲名が、年内にあることを示唆したのである。

 スポーツ紙の芸能担当記者が言う。

「本来は一昨年の5月に予定されていた團十郎襲名は、コロナの影響で白紙状態となっています。その時期を歌舞伎界の重鎮が公の場で初めて口にしたわけですからね。リップサービスの可能性もありますが、近いうちに何らかの動きがあるのでは……。そんな臆測が生まれているのです」

小林麻耶による暴露劇

 海老蔵の実父である先代の團十郎が逝去してまもなく10年が経つ。歌舞伎の興行を一手に担う松竹も、コロナが終息した暁には、一刻も早く襲名披露をとの意向を持っているという。

「先代の襲名の際は全国各地で披露公演を行い、億単位のお金が動いたとされています。集客が期待できる松竹としては、コロナ禍で客数を制限して行うよりも、完全な状況で開きたいと考えているわけです」(同)

 ところが、まるで「勧進帳」の弁慶が如く、疫病以外にも襲名披露の前に立ちはだかる難題が現れた。ここ最近、何やら海老蔵の周囲が騒がしいのだ。

 ご存じのとおり、元TBSアナウンサー・小林麻耶(42)による動画サイトを舞台にした暴露劇や、海老蔵の女性スキャンダルの数々で「イクメンパパ」のイメージが崩壊。特に「女性セブン」は、海老蔵が最愛の妻で早世した小林麻央さんとの思い出の家で、複数の女性と密会していたことを報じた。今まで海老蔵を擁護してきたネット世論も落胆の声に溢れ、手厳しいものに変わりつつある。

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