自称「安倍元総理の顧問」朝日新聞記者の明るい前途 母校の客員教授に就任、政界転身の意向も
スペシャルゲスト
さらに、週刊誌側に誌面開示を求めてから9日後の3月19日、峯村氏は自身のツイッターでこんな投稿を。
〈最終講義ではスペシャルゲストとして安倍元首相に御登壇いただきました〉
峯村氏は昨年度、北海道大学の公共政策学研究センターで研究員を務め、1月の最終講義に安倍氏が駆け付け「外交交渉のウラ話」を披露したという話らしい。
これだけでも蜜月ぶりをうかがわせるに十分だが、この投稿に即座に反応したのが安倍氏ご当人なのである。
〈当日は吹雪の中 刺激的なひと時でした〉
さて、不本意なる処分を受けた峯村氏だが、じつはもともと退職の意向を示し、4月20日に社を去る予定だった。
「華麗な経歴にミソがついたとはいえ、先は明るい」
とは、さる朝日の関係者。
「彼は4月から、母校である青山学院大学国際政治経済学部の客員教授に着任しています。担当講義は『マスメディアと国際政治』で、“国際ジャーナリストの視点から、米中関係を中心に東アジア情勢を読み解いていく”とのこと。また、北大の公共政策学研究センターでも上席研究員に就任。今のところ、こと学術の分野ではとくに嫌気されている印象もありません」
そして朝日社内では、こんな説もささやかれているとか。
「もともと彼には政界転身の意向があり、安倍さんに忠勤を励んだのも、自民党からの出馬を狙っていたからという見方がある。参院選の全国区、または次の衆院選が視野にあったとも」
さすがに選挙となると今回の件が足を引っ張りそうだが、峯村氏に尋ねると、
「取材は朝日新聞の広報を通してください」
朝日広報部も峯村氏の今後については無回答だった。
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