「中田翔」成績低迷で2軍落ち 絶不調のウラに「豆腐メンタル」と「自打球」

スポーツ 野球

  • ブックマーク

Advertisement

自打球が左膝に…

 それでも、オープン戦では14試合に出場し、打率は3割超、本塁打3本と好調な滑り出しを見せた。沈んでいたメンタルも復調し始め、原監督もこの結果に満足し、開幕からの爆発を期待していたのだが――。

「今シーズンの巨人は大型補強をしていません。原監督としては、丸佳浩と中田の復調こそが最大の“補強”と考えていた。しかし、丸が絶好調な反面、中田は大誤算だった。それを決定づけたのが、3月27日の開幕戦の3戦目のことでした。第一打席でホームランを放ち、この日も好調そうだったんですが、第3打席で、自打球を左膝に当ててしまったのです。フルスイングだったので相当痛かったはずでずが、そのまま出場し続けました」

 以降、成績は徐々に低迷、今回の2軍落ちとあいなった。

 スポーツ紙デスクが続ける。

「自打球の一件以降、傷めた膝を気遣ってか、上半身のみでスイングするようになってしまっていますね。何より、メンタルが弱い選手ですから、“これで膝を壊したら、選手生命が終わるのでは”という不安が成績にも影響している」

 再浮上はあるのか。

「今のところ巨人打線は、丸だけでなく坂本勇人も好調です。なので中田には一旦ファームで調整してもらって、目指すは5月24日から始まるセ・パ交流戦での復帰ではないでしょうか。交流戦なら、パ・リーグ時代の経験を活かすことができますし、一気に勘を取り戻すことができるかもしれません」

 2軍落ちに奮起して、快音復活と、なるか――。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。