いとうあさこ、ウイカ、若槻……日テレとフジの新番組が酷似、出演者が3人も被るってどういうこと?

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 4月改編の新番組がほぼ出揃った。中でも注目されているのが「上田と女が吠える夜」(日本テレビ)と「トークィーンズ」(フジテレビ)のバラエティー2番組だ。どちらも複数の女性レギュラーが好き勝手に持論を述べるという番組で、レギュラー陣も被っている。なぜこんなことが起きたのか。

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 4月6日(水)、「上田と女が吠える夜」初回が放送された。番組コンセプトは、MCの上田晋也が番組冒頭にこう説明した。

上田:この番組は、女性たちが日々生きていく中で、どうしても我慢できなかった不平不満を言いたい放題ぶちまける地獄のような番組です。

 この日、登場した“元気が有り余って吠えたい女性たち”は、大久保佳代子、MEGUMI、若槻千夏、いとうあさこ、ファーストサマーウイカ、横澤夏子、声優の松本梨香、シンガーソングライターのchay、ユーチューバーのゆう、TikTokのフォロワーが1000万人超えの景井ひなだった。

 一方、翌日7日(木)から始まったのが「トークィーンズ」だ。ナレーションによる番組コンセプトは、《この番組は今を輝く女性芸能人たちが一堂に会し、男性ゲストを掘りまくるトークバラエティ》である。

 MCは指原莉乃といとうあさこで、この日の“トークィーンズ”はアンミカ、若槻千夏、高橋真麻、野呂佳代、ファーストサマーウイカ、藤田ニコル、森川葵、めるる(生見愛瑠)、フワちゃん、3時のヒロイン、フジの山崎夕貴アナだった。民放プロデューサーが言う。

フジがオマージュ?

「局は違っても、2日続けて放送された番組はどちらも、テレビで人気の女性軍団が男性ゲストに言いたいことをズケズケ言う番組です。レギュラーのうち、いとう、若槻、ウイカの3人も被っています。これでは『あれ!この番組、昨日見なかった?』と思う視聴者も多いでしょうね」

 なぜ似たような番組ができたのだろう。

「『上田と女』はそもそも、16年12月に放送された『ニノさん』の“女が嫌いな女たち”という企画を元に、17年12月にスペシャル番組『女が女に怒る夜』のタイトルで第1弾を放送。以来、今年1月までに計8回を放送しました。一方、『トークィーンズ』は、20年11月に第1弾が放送され、昨年10月まで4回の放送を経てレギュラー化されました。ですので、オマージュしたのはフジと見る関係者は少なくありません」

 両番組を見比べると、「上田と女」は女性が女性に対して物言うのに対し、「トークィーンズ」は女性が男性ゲストに対して物言う番組、という違いはある。ところが、ネット上にはこんな声があがっている。

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