態度が豹変し、無理やり… 「ナイルレストラン」名物オーナーの“性加害”を被害女性が告発

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被害女性は「胸が張り裂けそう」

 老舗インド料理店「ナイルレストラン」のオーナーであり、メディア出演も多いG・M・ナイル氏(77)が、知人女性に対する「強制わいせつ容疑」で捜査され、昨年7月に書類送検されていたことが分かった。被害女性が語るナイル氏の「許されざる行為」とは――。

※性的暴力に関する記述が含まれます。

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 老舗インド料理店「ナイルレストラン」は、ナイル氏の父に当たるA・M・ナイル氏が1949年に銀座でオープンさせた。最近ではセブン-イレブンでコラボ商品が販売されるなど、東京を代表する人気インド料理店である。

 ナイル氏は芸能事務所に所属し、かずかずのメディア出演歴がある。今回、彼の性加害を告発するのは、幼い子を持つ40代の既婚女性・山田さん(仮名)だ。

「こんなに誠意のない最低な人物をなぜ信頼していたのでしょうか。悲しさ、悔しさ、虚しさ、怒りで胸が張り裂けそうです」

 そう語る山田さんがナイル氏と出会ったのは10年以上前。「ナイルレストラン」を訪れた際に知り合い、以降、ナイル氏の妻も含めた家族ぐるみの付き合いになったという。結婚・出産を経て、ナイル氏とは電話とメールで連絡を取り合う関係が続いていたというが、2020年10月に7年ぶりに会食をすることになった。待ち合わせ場所はナイル氏の別宅だったという。

「会うなり“久しぶりー!”と言ってハグしてきたのです。また、2階で雑談をしていると、手術をした背中の“傷跡をさすって”というので、仕方なく触ると“気持ちいい”と漏らしていました。いま思うと抵抗しないのか確かめられていたのだと思います」

態度が豹変し…

 その後、約束通りレストランに向かい食事をしたが、途中からは「家で食べない?」と誘われる。おじいちゃん孝行のような気持ちもあり、店が混んできたのでふたたび別宅へ。しかし、家に着くとナイル氏は豹変。山田さんの服と下着をめくりあげ、抵抗すると、電気を消し、無理やり胸をなめてきたのだ。さらに、ズボンの上から股間を触らされたという。

「あまりのことに幽体離脱してパニック状態の自分を上から眺めているようでした。“このくらいにしてください”と言って、気分が悪くなりトイレに逃げ込みました」

 その後なんとか逃れた山田さんは、後日、文京区内の警察署に被害届を提出。20年12月に受理され、ナイル氏に対して強制わいせつ容疑での捜査が行われた。示談は決裂し、昨年7月にナイル氏は書類送検。現在は検察で捜査が続いている。

「彼女が金目当てなんじゃないかと思っているの」

 女性の尊厳を踏みにじる数々の蛮行について、ナイル氏に千葉の自宅で尋ねると、にやけながら、

「あれは事件でもなんでもないですよ。でっち上げ」

「ちょっとイチャイチャして、オトナの男女ならよくある話でしょ」

「僕は彼女が金目当てなんじゃないかと思っているの」

 などと答える。付言すると、山田さんは「一貫してお金の要求はしていない」と語っている。

 事件後PTSDと診断された山田さんは、胸を見られるのが嫌だという思いから子どもと一緒にお風呂にも入れなくなってしまったという。4月14日発売の「週刊新潮」では、ナイル氏による性加害の全容と、反省が一切感じられない弁明について詳報する。

週刊新潮 2022年4月21日号掲載

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