女子部員にキス強要、下着姿を携帯で撮影… 東洋大附属高の空手部顧問の“凄絶セクハラ” 

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「ひっぱたいたり、蹴っ飛ばしたりしたことはあったかも」

 キスをした女子部員も同じ子だったとして、

「合宿先で父兄がいる前ではあったけれど、あの子から“先生、チューしますか”と言ってきた。本当に嫌だったらそうなりますか。そういうノリの間柄だった。他の女子部員のお尻を触ったことはない。ケツでかいなー!と言ってひっぱたいたり、蹴っ飛ばしたりしたことはあったかもしれませんけど。触るってのはケツをムニュッてやることでしょう。要は僕を悪く言う記事を書きたいんですか。今の常識では暴力だ、体罰だって言われればそうなるんでしょうけど、日常的に暴力を振るったなんてことはない。父母会でも“しつけの一環で先生は当然のことをしたのに、なぜ暴力になるのか”という声もありましたよ。これまで自分の生活も犠牲にして空手道部につぎ込んできた。私は部員たちを本当の子供だと思っていて、彼らのオヤジ以外の何者でもない」

 改めて高校に聞くと、

「事態を重く受け止め、急ぎ生徒の保護、指導体制の見直し、事実関係の調査及び必要な処分、再発防止策の策定を進めております」

 セクハラやパワハラへの目が厳しい昨今とはいえ、スポーツ界と実社会の感覚の溝はまだ深そうなのだ。

週刊新潮 2022年4月7日号掲載

ワイド特集「サクラサク」より

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