春ドラマのキーワードは「男女のバディ」 柴咲コウ&高橋一生は「すごい組み合わせ」

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 桜満開の便りとともに始まる「春ドラマ」だが、今年は人気と実力を兼ね備えた女優たちで百花繚乱。そんな彼女たちの姿を楽しむためのキーワードがあるという。

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「脚本や演出が重要なのは間違いありませんが、ドラマを楽しみにする視聴者の多くは、最初に“誰が出演するか”に興味が向きます。そう考えると、今年の春ドラマは“共演者”のインパクトで勝負したい、という各局の思惑がうかがえます」

 と話すのは、ドラマウオッチャーの中村裕一氏だ。

「中でもキャスティングの妙味が最も楽しめそうなのは、月曜21時からの『元彼の遺言状』(フジテレビ系)で、綾瀬はるかさん(37)と大泉洋さん(49)が初共演を果たします。個人的にはサービス精神旺盛な大泉さんのアドリブ演技やセリフに期待したいところ。恐らく現場で大泉さんは“綾瀬さんを笑わせてやろう”と意気込み、スキを見てアドリブを仕掛けてくると予想します。そんな彼からの挑戦を綾瀬さんがどう受けて立つのか」

対抗馬筆頭は

 肝心のストーリーはといえば、敏腕弁護士に扮する綾瀬が、元彼の残した巨額の遺産を大泉演じる謎の男と山分けする計画を立てるが、なぜか毎度殺人事件に出くわしてしまうというミステリードラマだ。紅白の司会を務めたこともある二人を主演に据えた豪華布陣に対し、他局はどう迎え撃つのか。

 対抗馬筆頭と目されるのが、金曜22時からの「インビジブル」(TBS系)だ。

 型破りな刑事役の高橋一生(41)と裏社会で生きる犯罪コーディネーターを演じる柴咲コウ(40)の二人がバディとなって、凶悪犯に立ち向かうストーリーだが、この組み合わせに見覚えはないだろうか。そう、2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも共演しており、作中で互いに深い信頼関係を築きながらも、最後に直虎が政次を殺すシーンは、世間に衝撃を与えた。

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