中村格・警察庁長官の忖度で「反社会的勢力」の名称も使えず 「警視庁組織犯罪対策部」の組織改編に身内から大ブーイング

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体の良い人減らし

 一般市民へのみかじめ料(用心棒代)の要求や対立する組織同士の抗争事件など、暴力団の活動を取り締まる根拠となっていた暴力団対策法が3月1日で、施行から30年を迎えた。暴力団対策の節目を迎えるこのタイミングで、首都・東京の治安を守る警視庁では、暴力団などによる組織犯罪の取り締まりを専門とする「組織犯罪対策部」の組織改編が実施されることになった。ただ、この組織改編、現場からは「体の良い人減らし」とすこぶる評判が悪いようだ。

 この間、同法の度重なる改正で、警察当局の取り締まりは厳しさを増し、施行以来、暴力団の構成員の数は3分の1以下に減少している。...

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