渡部建復帰で「児嶋一哉」に思わぬ影響 業界関係者は「彼はいまいち芯を外していた」

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 千葉テレビは3月7日から、「民放公式テレビポータル」のTVerで、「白黒アンジャッシュ」の無料配信を開始した。最初に流されたのは2月15日に放送された「2人トーク」だった。

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 1年8カ月ぶりに番組へ復帰したアンジャッシュの渡部建(49)が、相方の児嶋一哉(49)と共に視聴者に謝罪し、これまでの経緯を改めて説明した回にあたる。

 ちなみに、「2人トーク」の配信は3月14日に終了。15日からは2月22日放送分の配信が始まった。民放キー局でバラエ番組を担当するスタッフが言う。

「妻の佐々木希さん(34)も復帰を応援するコメントを発表していましたが、地上波で『2人トーク』が放送されることが決まると、東京MXテレビや三重テレビは『白黒アンジャッシュ』の放送を打ち切りました。それだけ、渡部さんの姿を見たくないという視聴者やスポンサーが多かったということでしょう。千葉テレビとしては、1人でも多くの人に番組が届くようにと、TVerでの配信を決めたのだと思います」

 ただ、TwitterなどのSNSを見ると、実際に視聴した人々からは「面白くなかった」、「お通夜みたいだった」と不満の声が目立った。

 更にテレビ業界では、番組の内容に視聴者から不満が集まったことで、相方の児嶋も評価が下がってしまったと心配する声が多数あるという。

「渡部さんの不倫問題が発覚する前、バラエティ番組での児嶋さんは、渡部さんや他の芸人にイジられることで視聴者の笑いを取っていました。ところが渡部さんが復帰することになり、その役割を変えなければならなくなったのです。それが視聴者の違和感を招いた原因だと思います」(同・スタッフ)

ぎくしゃくした2人

 渡部が復帰した「2人トーク」の回で、児嶋は渡部を叱責した。そうしなければ視聴者は納得しないと考えたのかもしれない。とはいえ、大変な役割だったことは言うまでもない。

「技術的に細かいことを言えば、お笑いに詳しいスタッフや芸人たちの間では、『児嶋のツッコミやイジりは、いまいち芯を外していた』と言われています。視聴者からすれば、児嶋さんがイジるという役割は、キャラクター的にハマらなかったということでしょう」(同・スタッフ)

 児嶋は渡部をイジっても、笑いを取れなかった。何しろ児嶋の真骨頂は自虐ネタであり、滑り芸であり、他の芸人にイジられた時のリアクションだからだ。

「渡部さんが復帰しての2作目は、後輩芸人のザ・マミィをゲストに迎え、いつものようなトークを繰り広げました。前回に比べるとスタジオの雰囲気は明るくなっていましたが、児嶋さんと渡部さんが何となくぎくしゃくとしていたのに気づいた視聴者も多かったのではないでしょうか」(同・スタッフ)

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