渡部建復帰で「児嶋一哉」に思わぬ影響　業界関係者は「彼はいまいち芯を外していた」

想定外のアレルギー

　何よりの変化は、過去の放送では渡部が実質的なMCとして進行を務めていたのに対し、渡部の復帰後は児嶋がMC役を担わなければならなくなったことだという。

「この問題も同じです。そもそもアンジャッシュの2人は、渡部さんがMC役として進行を担い、児嶋さんがイジられ役となることで、番組を盛り上げてきました。民放キー局のスタッフは、『白黒アンジャッシュ』をしっかり見て、自分たちの番組にアンジャッシュをコンビで使うつもりはないと判断したようです。渡部さんは自業自得ですので仕方ありませんが、渡部さんのために自分の持ち味を殺している児嶋さんが気の毒だという声は、テレビ業界に少なくありません」（同・スタッフ）

　思えば、渡部の不倫問題が発覚する直前、アンジャッシュの2人はピンの仕事を増やしていた。

「コンビでの仕事はネタの披露に限定されていました。民放キー局が放送する普通のバラエティ番組に2人が揃って出演することは、どんどん減っていました。今でも児嶋さんはピンの仕事ならたくさんオファーが来ています。相方の復帰に全力でサポートしたのは、彼の人の良さを物語っています。視聴者の厳しい反応も予想はしていたと思いますが、これほど視聴者の“渡部アレルギー”が依然として強いとは、さすがに想定外だったのでしょう」（同・スタッフ）

笑えなかった「ワイドナショー」

　児嶋は2月27日、フジテレビ系列の「ワイドナショー」（日・10:00）に出演した。

「渡部のことも語っていましたが、視聴者にとってもテレビ業界のスタッフにとっても笑える展開ではありませんでした。児嶋さんは殊勝にも『2人で呼んでくだされば喜んで出演します』とアピールしていましたが、現実的な話ではありませんね」（同・スタッフ）

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]