トルコやフランス、イスラエルではなく…ロシアとウクライナの仲介役はインドが適任の根拠
ロシアとウクライナの外相が3月10日、トルコで1時間半にわたって会談した。ロシアのウクライナ侵攻以来、最もハイレベルの当局者による直接協議となったが、両国の主張の隔たりは大きく、進展はなかった。ウクライナ側は条件が整えば再会談に応じる考えを示したが、今後停戦に向けた具体的な協議が行われるかどうかは定かではない。
トルコが仲介に乗り出した最大の理由は自国経済の打撃を回避することだ。会談が行われたアンタルヤには毎年ロシアやウクライナから多数の観光客が訪れており、軍事紛争が長期化すればトルコの観光産業は大打撃を被る(3月10日付日本経済新聞)。...