日ハムが間違いリリースを連発 BIGBOSSフィーバーに水を差す残念すぎる広報体制

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 新庄剛志監督が繰り出す奇想天外なパフォーマンスに、これまで日々のネタに窮してきた記者たちは感謝しきりだという。だが、その後ろに控える球団広報の評判はよろしくない。「適当すぎる」という声が噴出しているのだ。確かに話を聞くと、呆れるばかりの体たらくで……。

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二度も年齢を誤記

 記者たちを困らせたのは、3月3日に球団が出したリリースメール。2日にベテランスカウトの今成泰章氏が、劇症型溶血性レンサ球菌感染症のため急逝したことを伝える訃報であった。ダルビッシュ有や大谷翔平などを担当した大物スカウトということもあり、各社一斉に速報で報じたが、一部の記者が誤りに気づいたという。

「今成氏の年齢が間違っていたんですよ。リリースには《享年65歳》とあったんですが、本当は66歳だった。数え歳のつもりだったとしても68だった」(日本ハム担当記者)

 問い合わせを受けて、球団は慌てて《※今成スカウトの年齢に誤りがありましたので、訂正の上再配信いたします》と注意記載の上、リリースを再送。だが、ここでもまた誤りが……。

「今度は《享年67歳》になっていました。二度目のメールにはご丁寧に、今成スカウトの生年月日まで追加で記載されていたんですがね」(同・記者)

斎場の住所も

 二度あることは三度ある。二通目のメールが送られた約1時間後、またもや訂正メールが送られてきた。ようやく年齢を正すのかと思って開くと、今度は《式場の住所に誤りがありましたので、訂正の上、再配信いたします》。まさかの別の箇所での誤記で、年齢は最後まで間違ったままだったという。

 結局、数社が最初のリリースに釣られて「享年67歳」でネットに記事を掲載してしまった。もちろん、ちゃんと調べなかった記者側にも責任はあるが、「まさか広報が間違えた内容を送ってくるとは思わなかった」と言いたくなる彼らの気持ちもわからないではない。

 しかも、日ハム広報は最近、同じようなミスをしでかしたばかりだというのだ。昨年11月26日、日ハムは、支配下から自由契約とした6人と育成選手契約を締結し直したとリリースを出した。だが、ほどなくして下記のメールを送信した。

《先ほどのリリースにつきまして、まだ6選手と育成選手契約を締結しておりませんでした。お詫びして訂正いたします。ネット記事等で配信されている場合はお手数ですが、削除をお願いいたします》

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