ウクライナ侵略から見る「ハイブリッド戦争」の本質と自衛隊の弱点 元陸上自衛隊幹部からの提言

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 ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにして、「話し合いで平和がもたらされる」などと思うのはかなりお目出たいタイプで、日本はロシアや中国の脅威をより現実のリスクとして捉えるべきだろう。明らかに日本の領土でありながら、彼らが「自分たちのものだ」と主張している地域が存在している以上、いつあのような目に遭うかはわからないと考えるのが自然である。

 この侵攻に関連してよく目にするようになったのが、「ハイブリッド戦争」というキーワードだ。戦車や戦闘機が先陣を切るシンプルな武力攻撃は過去のものになっている。...

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