れいわ新選組「大石晃子」に噂される中核派との交流 橋下徹から訴えられたことを公表

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 国会議員5人という小所帯でゲリラ戦を展開する「れいわ新選組」。同党で目下、山本太郎代表の懐刀として活躍するのは、“美人革命家”だそうで……。

 昨年の衆院選で比例復活当選を果たしたれいわの大石晃子議員(44)が注目を集めている。2月3日には、橋下徹元大阪府知事から名誉毀損による損害賠償請求訴訟を起こされたことを自ら公表した。

 政治部記者によれば、

「彼女は元大阪府職員。2008年に橋下氏が府知事に就任した際には、同氏に公然と噛みつき“大阪のジャンヌ・ダルク”などともてはやされた。二人の浅からぬ因縁から、今回の訴訟も話題となったのです」

 大石氏の“反維新”は筋金入りである。

「先の衆院選直後、維新の議員が文書通信交通滞在費の制度を批判した際、大石氏は同党の吉村洋文大阪府知事が国会議員時代に同じように文通費を受領していた事実を指摘。橋下氏とツイッターなどでも舌戦を繰り広げ、永田町では“唯一、橋下氏に正面からケンカを売れる存在”と恐れられている」(同)

「過去に活動を共にしていたことがあるのは事実」

 一方、大石氏にはこんな“素性”もささやかれる。

「彼女は中核派で活動していた時期があり、恐れを知らない闘争本能は、そこで培われたものだと……」(同)

 中核派といえば、体制転覆のためには暴力革命も辞さないとして、警察庁から「極左暴力集団」と位置づけられる“過激派”。

 この点、関西のある活動家が明かすには、

「彼女が中核派の正規メンバーだったかどうかは別として、過去に活動を共にしていたことがあるのは事実。中核派の集会やデモにも積極的に参加していました」

 その時期は、ちょうど大石氏が大阪府職員として橋下氏とバトルを繰り広げていた08年頃。ところが、

「彼女は良くも悪くも“反維新”。維新を排除するためには自民と手を組むこともあり得るという姿勢すらあり、しばらく経って疎遠になってしまった」(同)

 現在は無関係――。それでも大石氏の“中核派説”が燻るのは、彼女が所属するれいわ自体に度々、中核派との関係がささやかれてきたからであろう。

 だが、中核派の関係者は、

「数年前までは確かに組織として山本氏との連携を考えたこともありました。でも、先日も公明党が骨抜きにした対中非難決議に〈生ぬるい〉という理由で反対してみたり、最近のれいわにはナショナリズムすら感じる。現状で、我々から大石さんに接近したりあの党と連携したりなんてことはあり得ないでしょう」

 左翼のついたり離れたり。

週刊新潮 2022年2月24日号掲載

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