「悠仁さま」進学に残された疑問と懸念 受験は形だけ? 筑附のご学友に孕む“リスク”

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数々の疑念は明らかにならず

 2月16日、悠仁さまが筑波大学附属高校に進学なさることが発表された。書類選考や面接などで合否が決まる「提携校進学制度」を利用するものと見られていたが、試験当日、悠仁さまが会場にお姿を見せられたことで、さらなる疑問が生じている。

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 宮内庁担当記者が言う。

「入試の日に悠仁さまが試験を受けられたことで、“特権利用という批判をかわすために方針変更された”“すでに合格は決まっており、形だけ受験された”といった、さまざまな臆測が広まりました」

 皇嗣職大夫が臨時で行った説明によれば、「悠仁さまは“制度”によって進学を決められた」とのことだった。そもそもこの制度は2017年、5年間の時限措置として設けられ、当初から“悠仁さまのご進学のための制度では”とも指摘されてきた。となれば当然、“なぜ学力試験を受けられたのか”との疑問が湧く。

「(大夫は)“学力検査の結果も制度に加味される”と答えていましたが、肝心の制度そのものについては“学校側に聞いてほしい”と繰り返すばかり。過去の制度利用者も試験を受けたのか、あるいは悠仁さまに合わせて条件が変わったのかなど、諸々の疑問については、まったく判然としませんでした」(同)

 悠仁さまの“特別扱い”には、過去にはこんな例も。

「19年4月に行われたお茶の水附属中の入学式では悠仁さまが新入生114人を代表して挨拶をなさいました。『それぞれが持っている力を大事に伸ばし、可能性や視野を広げていきたい』などと宣誓されたのです。お茶の水側は、悠仁さまが代表に選ばれた理由について“学業や人格的成長を総合的に判断した”としていましたが、そもそも新入生代表の挨拶自体、お茶の水中では過去になかった。つまり、学校側が率先して悠仁さまを“特別扱い”したわけです」(皇室ジャーナリスト)

 お茶の水附属中同様、筑附もまた、学習院のように皇族を受け入れてきた実績は皆無。ご進学後の環境についても、

「悠仁さまを利用しようと近づいてくる人が出てこないとも限りません。もちろん学習院でもリスクはあったと思いますが、積み重ねられてきた経験もあった。ところが他校では、例えば卒業生が起業した際に“悠仁さまと同窓”と、宣伝文句に使われてしまったら対応を一から考える必要がある」

 と、象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授は懸念するのだ。

 悠仁さまの進学に伴う疑問は他にも――。2月24日発売の「週刊新潮」では、NYで生活する小室圭さんの「取材拒否」問題と併せ特集している。

週刊新潮 2022年3月3日号掲載

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