「170cmない男」発言で思い出す、こじるりの「筋トレ蔑視事件」 嫌われキャラでも干されない理由は?

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「(身長が)170cmない男は人権がない」発言をした女性ゲーマーが炎上したが、こじるりこと小島瑠璃子さんの「筋トレ蔑視事件」を思い出した。さすがにこじるりは「人権」とまでは言わなかったものの、「筋トレって世界で一番意味がわからない」「男たるもの見せるための筋肉じゃなくて使える筋肉持っとけよ」とインスタライブで発言したのが2年前。批判を受けての言い訳も、件のゲーマーと全く同じだ。「否定しているんじゃないんだよぉ。ムキムキが個人的にタイプじゃないだけなんだよぉ」とライトな弁解に終始していた。あくまで好みのタイプについて語っただけで、敏感に反応する方が面倒と言わんばかりの対応はさらに火に油を注いでいたものだ。

 時期的にはキングダム交際が明らかになる直前。中国進出も決まっていたこじるりからしてみれば、いくら炎上しようと日本を飛び出せば勝ち、という計算もあったかもしれない。だが、コロナ禍で留学も恋愛も白紙になり、好感度まで無くしたのはさすがに誤算だったことだろう。

 ただこじるりがすごいのは、すぐさま嫌われキャラに方針転換したことだ。破局後にほとぼりが冷めるや否や、恋愛ネタを解禁。去年7月に出演した番組で、「交際前に(性交渉を)致さないと付き合えない」という発言は大きな反響を呼んだ。例の漫画家を連想されるとわかっているのにあけすけに話す姿は、ますます彼女の好感度を下げたように見える。

 でもこじるりは、勝ち筋はここだと嗅ぎつけたのだろう。ネットニュースの炎上を狙うような、性的なニュアンスを感じさせる発言が増えた。最近ではAbemaの番組で「いつも自分から好きと言う。押し倒してみないとわからない」「指原莉乃さんや千鳥・大悟さんとSMバーに行った」と語って周囲のタレントをどよめかせていた。

 炎上狙いといえばもう一つ、「人脈通信」も彼女の十八番だ。先日は北京五輪の金メダリスト・小林陵侑選手が名前を出したことで話題に。すぐさま「五輪前から知り合い」と反応したこじるりだが、ネットのコメントは荒れた。旬の人やコンテンツに「前々からファンだった」とアピールする「いっちょかみ」スタンスが鼻につくという理由だ。キングダムが決定打とはいえ、東京喰種やアベンジャーズ、ジブリと「前科」はたくさんある。彼女のフットワークの軽さとサービス精神が、あだになった形といえるだろう。

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