TBS「週刊さんまとマツコ」は日曜1時半にお引越し 2人が納得しない形では終われない事情

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情報番組としての側面も

 1月16日放送では気象予報士の世界を取り上げた。1月23日放送では阿佐ヶ谷姉妹とカラオケ映像の監督をゲストに招き、カラオケの深部に迫った。

「カラオケの映像はどうして変なシーンが多いのか?」という謎も解説した。情報番組としても楽しめる内容になっている。

 だが、滑り出しの悪さが祟っているのか、視聴率は浮上しないまま。
 1月16日から同30日までの計3回の平均世帯視聴率は次の通り(「サザエさん」は同30日の放送がなかったため、2回の平均)。

「週刊さんまとマツコ」約4.8%(個人約2.7%)
「真相報道 バンキシャ!」約14.8%(個人約9.3%)
「相葉マナブ」11.9%(個人約7.1%)
「サザエさん」約9.7%(個人約6.8%)

 これでは放送枠の移動もやむを得ないのだろう。これが並のタレントが登場する番組だったら終了という選択もあったのかも知れない。

さんまとマツコの顔に泥は濡れない

 けれど、さんまもマツコもTBSにとって大切な人。顔に泥を塗るわけにはいかない。

 2人の番組は他局もやりたがったものの、TBSが放送を勝ち取った。簡単に終わらせる訳にはいかないのだ。
 第一、演出が軌道に乗った最近は「面白い」と評判なのである。

 そもそも、どうして2人の番組がつくられたのかというと、さんまがMCのフジ「ホンマでっか!?TV」が発端。マツコは2009年からレギュラー出演していたが、一昨年9月に卒業した。マツコの希望だった。

 マツコは番組を離れる際、MCのさんまに挨拶した。その時、会話の中で「(また一緒に)やりたい」という話になったそうだ。

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