茂木幹事長の開設した派閥HPが大ひんしゅく&失笑、派閥重鎮との断絶で「ポスト岸田」に暗雲

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第3派閥のボスの座は安泰とはいかない

 このトリセツについては「事務方(官僚)が上司のために細やかな気遣いをするのは当然」といった見方をする向きもいるようだが、官僚は別に大臣の私設秘書ではない。また、田中角栄、竹下登、小渕恵三といった歴代会長にもこうした話は伝わっていない。むしろ下の者、立場の弱い人に細やかな気遣いをしたエピソードのほうが残されている。ましてやハラスメントに敏感な現代において、配下にトリセツが必要な茂木氏は異質の存在といっていいだろう。

 先のデスクは、

「外相をやっている頃はさすがにこういったパワハラやセクハラはなりを潜め、派閥の若手にも声をかける『良い人キャラ』になっていたのですが、幹事長になってからパワハラやセクハラの気質が復活してきているようです。永田町、霞ヶ関、メディアの全てが警戒していますね」

 と明かす。

 茂木氏の座右の銘は「春風接人」だという。やさしい春の風のようにあたたかく人に接することを意味するのだが、なかなかその域には達しないということなのだろうか。
野党の体たらくを見ると、公明党の推薦なしでも参院選で自民党が大敗することはなさそうだが、第3派閥のボスの座は安泰とはいかないようだ。

デイリー新潮編集部

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