風俗勤務がやめられない「有名国立大」のエリート研究員 四十路を越え、振り返る半生

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留学先でも…

 ところが教師になって1年半ほどがたったころ、就職前に働いていた風俗店オーナーから「復活してほしい」と電話があった。それに二つ返事で答えたというから、仕事のストレスが溜まっていたのだろうか。

「いえ、私は昔からストレスで性欲が減退するタイプなので、それはありませんね。教師生活は楽しかったし。なぜまたやろうと思ったのか、自分でも分からないんですが……とにかく休みの日曜日だけ風俗に勤める生活が始まりました」

 貴重な休日を費やしてまで仕事をするというのだから、やはり不思議な女性である。

 その後7~8年ほど教師の仕事をつづけたのち、留学制度を利用してアジアの国へ留学、現地の日本語学校で講師をした。その間も現地で知り合った中華系の男性と関係をもったり、オランダ人やアメリカ人と付き合ったりしたそうだ。

「セックスワークではなく、プライベートの関係です。行為中、中華系の彼に『アイ・コンク・ユー(君を征服する)』と言われたのには笑ってしまいました」

 帰国後は、以前の学校とは別の高校でまた数年教えた後、母校にきていた公募のオファーに応募し、いまの職を得たという。“もうひとつの仕事の方”も、蒲田の熟女専門店に再就職した。が、コロナ禍もあって稼ぎは悪く、そもそもかなりレベルの低い店だったようだ。

「その店、お客さんの元へ行く移動が電車で。ヒール壊れちゃうくらい歩くんです。だから辞めました。大変過ぎて……」

 そうして、私の知人のパーティーのキャストに流れ着いた、という訳である。

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