「都民ファ」「国民民主」合流でトクするのは誰? 小池都知事は国政復帰も視野か

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〈国民・都民ファ、統一候補擁立へ 参院選〉

 国民民主党と都民ファーストの会の合流に向けた協議が朝日新聞に報じられたのは今月13日のこと。その後、国民民主の玉木雄一郎代表と都民ファの荒木千陽代表が会見を行い、合流の可能性を追認した。

 ところが、上機嫌の玉木氏に対し、都民ファ側からはこんな苦言も漏れ伝わる。

「朝日の記事は明らかに玉木サイドからのリークで、都民ファの方は党内の根回しもこれからという段階だった。記事が出ることが分かった12日の夜には荒木氏以下の幹部が対応に追われ、“玉木さんは、はしゃぎすぎ”との恨み節も聞こえてきました」(政治部デスク)

 昨年の衆院選以来、確かに玉木氏は意気軒昂。ライバル・立憲民主党の議席減に気をよくしたか、選挙後には野党国対委員長会談の枠組みからも離脱。“新しい野党”の姿をアピールして見せた。

「さらに、特筆すべきは日本維新の会への接近でしょう。昨年12月には文通費の改正案を維新と共同提出。今月6・7日には夕刊紙で維新の馬場伸幸共同代表と対談も行った。維新の方はこうした国民民主との連携に前向きでした」

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