冬ドラマ 初回、2回目を見逃した方のために…これからでも観ておきたい4作品

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TBS「ファイトソング」(火曜午後10時)

 主演は昨年10月末までNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロイン・モネを演じていた清原果耶(19)。脚本は「ひよっこ」(2017年度上半期)など3本の朝ドラや映画「いま、会いにゆきます」(2004年)などを書いた岡田恵和氏(62)が手掛けている。

 児童養護施設で育ち、かつては空手日本代表を目指していた主人公・木皿花枝(清原)が、愛と幸せを探す物語。テーマはシリアスであるものの、実際に観るとクスリとする場面が続く。

 花枝はミュージシャン・芦田春樹(間宮祥太朗、28)と付き合い始めた。春樹は聴く側の胸を打つ曲がつくれないため、このままでは2カ月後に所属事務所をクビになる。花枝と交際することによって人間として成長し、名曲がつくれるようになるのか。

 2カ月後に重大な局面を迎えるのは花枝も同じ。聴神経腫瘍の手術を秘かに受けることになっていた。結果次第で耳が聴こえなくなってしまう。だから花枝は交際を2カ月限定にすることを提案した。

 施設で一緒に育ち、花枝のことを大切に思う夏川慎吾(菊池風磨、26)の存在からも目が離せない。観る側の心をポカポカと温める岡田節の真骨頂が発揮されそう。

 ほかにも面白い作品が目白押し。1月期ドラマは豊潤だ。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。1990年、スポーツニッポン新聞社入社。芸能面などを取材・執筆(放送担当)。2010年退社。週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。

デイリー新潮編集部

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