清宮幸太郎“10キロ減量”を心配する声 打撃不振と体重は無関係でデメリットがある

スポーツ 野球

  • ブックマーク

 ダイエット成功──1月13日、日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)の“成果”がスポーツ紙によって一斉に報じられた。新庄剛志新監督(49)が「ちょっと痩せない?」と指示を出したことが大きな話題になっていた。

 ***

 例えば、サンケイスポーツ(電子版)の見出しは以下のような具合だ。

《日本ハム・清宮が10キロ減!新庄ビッグボスの「デブじゃね?」に満点回答「見てほしいのはもっと違うところ」》

 担当記者が言う。

「きっかけは昨年11月の沖縄・国頭村での秋季キャンプでした。監督に就任したてでマスコミから大きく注目されていた新庄監督が、清宮選手の脇腹を摘まみながら、『ちょっとデブじゃね? ちょっと痩せない? 痩せたほうががモテるよ。かっこいいよ』と声をかけたのです。この頃の清宮選手は100キロを超えていたと言われています」

 監督の指令に、清宮は素直に従ったようだ。秋季キャンプの後に行われた契約更改の記者会見で、取材陣に約6キロ減量したと明かした。

 そして今回、佐賀県内で行われているソフトバンク・柳田悠岐外野手らとの合同自主トレで、更に3~4キロを落としたことを明らかにしたのだ。

 サンスポは前掲の記事で、《94キロ前後まで大幅減量に成功》と報道。《食事では脂質に留意し、秋季キャンプ中に始めた朝の散歩を自主トレでも継続》と、清宮のひたむきな努力も伝えた。

パワー不足の懸念

 しかし、ここである疑問が浮かぶ。清宮は三段腹の中年会社員ではない。運動不足の肥満体であるはずもないだろう。プロ野球選手として厳しいトレーニングに臨み、公式戦に出場しているのだ。

 素人の肥満とはレベルが違う。そもそも減量が必要なのだろうか。10キロを落としたとなると、かえってパワーがなくなるのではないかと心配になってしまう。

 スポーツ紙は減量成功としか報じなかったが、夕刊紙の東スポ(電子版)は1月13日、「本人は効果実感も… 日本ハム・清宮の急激ダイエットに『期待』と『不安』の声」の記事を掲載した。

 文中では清宮本人の「やっぱり動きやすいです。あまり疲れないですし」という言葉を紹介している。更に、故障が減る、体のキレが戻る、守備にもプラス──とのメリットも指摘した。

 その一方で、《極端な減量は長距離砲にとってマイナス面もある。筋力を維持できなければ、パワー不足に陥ってしまう》と懸念も示した。

 ヤクルト、巨人、阪神で主砲として活躍した野球評論家の広澤克実氏も、「そもそも清宮くんの不振は、肥満が原因だったのでしょうか」と首を傾げる。

「清宮くんが直面している問題を考えるため、現在、セ・リーグとパ・リーグで素晴らしい打撃成績を残している選手を列挙してみましょう。どんな共通点があるか考えてみてください」

次ページ:体重移動の問題

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]