「加藤あきら」側近が仕掛けた「五洋インテックス」乗っ取り劇の内幕 「レスリング界のドン」も登場

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意外な人物

 ほどなく、五洋インテックスは田久保氏関係の個人に8850万円の第三者割当増資を実施。その資金で、世界初の採光機能を備えたカーテンなどを扱う新規事業を開始した。さらに、田久保氏のツテで意外な人物が五洋インテックスの会長に就く。日本レスリング協会の福田富昭会長だ。18年の「パワハラ騒動」で伊調馨選手に謝罪し、事態収拾に動いた「レスリング界のドン」である。

 ドンの会長就任でも業績が上向くことはなかったが、田久保氏は、自身が関係する個人や企業に対する第三者割当増資や新株予約権発行などで総額11億6336万円を工面。資金調達とともに新規事業をIR(投資家向け広報活動)することで株価高騰を図ったという。

 しかし田久保氏の手口に株価操縦の疑いがかかり、18年2月、証取委が立ち入り検査に入った。これをきっかけに、「田久保案件」の不適切な会計処理が次々と発覚。田久保氏と大脇社長の対立が深まった挙げ句、社長解任という結末を迎えたのだ。

「週刊新潮」2019年6月13日号「MONEY」欄の有料版では、五洋インテックス社長の解任劇を詳報する。

週刊新潮 2019年6月13日号掲載

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